- トップページ
- >半纏にフィットする文字
はんてんにフィットする文字
伝統的な衣装である法被のほとんどに印刷される文字は「江戸文字」と呼ばれる昔から活用されてきた物であり、独特の雰囲気を持ち合わせています。
種類豊富である為に選ぶのにも一苦労な伝統文字でありますので、販売促進効果を狙って製作される法被へプリントすることを第一に考えて幾つかの文字書体を選んで紹介してみました。
籠文字
半纏への活用が非常に多い文字の一つ。太めの線が特徴的な書体であり、トメハライがはっきりしていながらも余計な飾りを持たない為に近くでも遠くからでも読みやすく、認識しやすい文字であります。
人が着用し、動き回る半纏へオーダーされる文字だからこそ、籠文字のハッキリとしたフォントは非常に活用しやすく、格安による制作に適しています。
髭文字
名前の通りに、文字一つ一つに細い線による髭が見られるフォントです。
この髭によって、筆で書いたような勢いの良さや力の強弱、墨のカスレ、色の濃い薄いなどなどを表現する事に成功しており、法被の伝統らしさを強調させます。
一色ながらも多数の要素を入れ入れて激安で特注したいオリジナルの法被などにご活用されてみてはいかがでしょうか?
芝居文字
筆の運びまで表現されており、一画一画が線によって繋がれている事も多い文字です。
独特の太さの文字の線と、丸みある内面へのハネが多様されているのには理由があり、本来は芝居の際に使用されていたことから、「内面へのハネがお客様を招き入れる」「丸みある文字が、円満に終了させる」「太い文字が、客席の埋まり具合を示す」との様な意味合いを持っています。
非常に縁起の良い物であり、もちろんこれは法被への活用でも力を発揮してくれそうです。
寄席文字
芝居文字に見られるような縁起担ぎの意味合いを含んで作成された物には、寄席文字と言う物も存在し、半纏に活用されています。
寄席文字の意味としては、「余白の少なく、客席が埋まっている様子」「横線が右肩上がりで、業績や演技などが上達するように」と言ったもので、これらもやはりそのままに半纏へ配してもプラスの意味合いで働いてくれそうであります。
完全オリジナルで半纏へのプリントする文字を製作されるのであれば、なるべく隙間ない様にデザインされると良さそうです。